伊豆諸島のお土産

伊豆七島と呼ばれる理由

伊豆諸島は伊豆半島から南東に約25kmの伊豆大島から南に広がる島々である。東京都に所属するが、地理的には静岡の伊豆半島の方が近いため伊豆諸島と呼ばれている。伊豆諸島は100余りの島から構成されているが、有人島なのは北から大島、利島、新島、式根島、神津島、三宅島、御蔵島、八丈島、青ヶ島の9島である。俗に「伊豆七島」と言われるため有人島は7島だと誤解される事が多いが、これは新島と式根島は元々同じ島だった事と、青ヶ島は一番近い有人島の八丈島からも70km以上離れており、日本で一番人口が少ない自治体で本土から行くには必ず八丈島で船に乗り継がなければ行けない事から、実質的に八丈島の属島扱いとなっているからであると推測される。

くさやができあがった背景

そんな伊豆諸島の人気土産はくさや、島焼酎、黄八丈、椿油あたりだろうか。特にくさやは新島が発祥で、それから伊豆諸島全体に広がった。魚をくさや液にしばらく漬け込み、真水で洗浄してから干物にする。くさや液は元はただの塩水だったが、塩は大変な貴重品のため干物を作るたびに取り替えるわけにはいかず使いまわしていたところ、染み出した魚の成分が蓄積し、更に微生物によって発酵し独特の風味を持つくさや液が出来上がったのである。ただの塩水からくさや液になるまでには長い年月がかかり、くさやの業者はくさや液を家宝としている。当然、現在でも塩水を継ぎ足して使っている。くさや液はビタミン、アミノ酸など栄養素が豊富で、当然くさやも健康に良い。塩を使った普通の干物よりも長持ちするが、それはくさや液にいる微生物が抗生物質を作り出し腐敗菌を抑制しているからだと考えられている。島焼酎は芋が中心だが、利島では村おこしでサクユリの球根を使ったサクユリ焼酎が製造されている。青ヶ島の青酎は酒飲みの中では「幻の名酒」と呼ばれている。